久野彩子
Prize
HATCH 賞 STORE FRONT 賞 住吉慶太 賞 K's 賞
1983 東京都生まれ
2010 東京芸術大学大学院美術研究科工芸専攻(鋳金)修士課程 修了
プロフィール:
形を作るにあたって発想の元になっているものは、建造物が密集している都市空間の風景で、その多くは俯瞰したときに見える形や色々な視点から見た都市風景や建造物のアウトラインです。目に入ったそれらの形体の要素を切り取って蝋で形をつくり、ロストワックス鋳造技法を用いてシルバーや真鍮、ブロンズ等の金属に置きかえて作品を制作しています。
活動・受賞歴:
『SICF15』オーディエンス賞、『TAGBOAT ART FES 2014』準グランプリ、『3331 千代田芸術祭 2014 3331アンデパンダン』オーディエンス賞、『六花ファイル第5期』入選(2014)、『横浜アートコンペティション2015』審査員特別賞(2015)など。
人間が作る大きな建物とそのまわりの風景。
元々あったものが壊され、いつの間にか違う建物が建っている。
いつも見ていた風景なのに、そこに何があったか思い出せなかったりする。
かなり大きな変化のはずが、すぐ何事もなかったように馴染み、受け入れられていく。
風景に限らず、日々生きているとこのような感覚をよく味わう。
どんどん記憶が塗り替えられ、別の記憶や印象が蓄積されてまた新しい違う形になっていく。じわじわと今まであったものが変わっていく。
【侵蝕1-5】ではそのような感じを形にしたいと思い制作した。