永原トミヒロ
Prize
01 賞
1967年 大阪に生れる
1990年 大阪教育大学美術学科卒業
1992年より個展多数。2003年コバヤシ画廊にて個展開催(05年より毎年開催)。おもな展覧会に2006年「VOCA2006 - 新しい平面の作家たち」上野の森美術館(文化庁買上)2007年「平成17年度文化庁買上優秀美術作品披露展」日本芸術院会館、ヘイリアジア青年作家プロジェクト」ヘイリ、韓国。2008年Chai Gallery、ヘイリ 韓国。2010年「第29回損保ジャパン美術財団選抜奨励展」損保ジャパン東郷青児美術館。2013年「face 2013」損保ジャパン東郷青児美術館、東京(優秀賞受賞)
町の風景
生まれてから47年、同じ町に住み続けている。この町に愛着があるわけではないが、離れたことはない。いつの時代からこの町に住んでいるのかは知らないが、母も、また祖父も、そのまた...。自分に関係するものを描こうと、この町や岸和田やその周辺を描き約15年が経つ。どこにでもあるようななんてことない場所だが、家が発する臭気のようなもの、時間の堆積や人の生活の気配、様々なものが入り混じり私を誘惑してくる。その「誘惑」を写真に残し、自分の色彩で町を表現する。建物や道、木々やその影もが生き物のように感じられる。だが、それは私が日常を過ごしている町でもある。