オル太
1983年-1988年、日本
多摩美術大学
井上徹、梅田豪介、川村和秀、斉藤隆文、長谷川義朗、メグ忍者、Jang-Chiの7名による表現集団。 近年のオル太の主な展覧会やパフォーマンスに、「ソウル•マージナル•シアター•フィスティバル」(2014年、ソウル)や「Distant Observations Fukushima in Berlin」(2014年、クンストラウムクロイツベルク / ベタニエン)、「内臓感覚ー遠クテ近イ生ノ声」(2013年、金沢21世紀美術館)などがある。主な受賞歴に第14回岡本太郎現代芸術賞にて岡本太郎賞。
韓国の巫女である巫堂(ムダン)の儀式を見た。
儀式の中「供物」として丸々開きの豚が扱われる。
巫堂の手で我々の知るコギ(肉)に変わる時を見つめた。
そして自身をコギとし市場で食材を購入してきた。
ソウルの市場には様々な光が有る。
そこで見つめた唐辛子を描いた。
2014年セウォル号の事故が有った。
ソウルに「戻ってくる事を願う」黄色いリボンがたなびく。
初夏その弔いに
ある港で巫堂が儀式を為した。
最後人々は「風篭」に着火した。
「風篭」とは気球型の灯篭。元は豊穣の願掛けに使われた。
願を乗せた黄色い風篭が空を舞った。
Photo by Shigeo Anzai