3331 Arts Chiyoda

3331 Arts Chiyoda 賞

Selector

中村政人
アーティスト・3331 Arts Chiyoda統括ディレクター

Silver Prize

柳楽晃太郎

Prize Statement
廃棄された多数のTシャツなどを織り込んでいく柳楽晃太郎の作品は、一見カラフルで「織る」ことによて得られるテクスチャーが多様な表情を持ち見る楽しさが十分ある。
ただ、彼のアイディアはそれだけにとどまらず、むしろモノの価値、記憶、意識と消費社会における私たちの主体的なコミットメントの仕方を探るというような拡がりを持っている。
大学の院では染織を専攻したという柳楽にとって「織る」ということが、今後多くの人々を巻き込みながらどのように展開していくかが楽しみだ。
人との関わり、コミュニティの生産-消費のサイクルへのコミットメント、ワークショップやプロジェクト型の作品制作へのチャレンジなど、その断片を3331ギャラリーでの個展という形式でつまびらかにしてみたい。

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Selector Profile
1963年秋田県大館市生まれ。アーティスト。東京藝術大学絵画科教授。アート×コミュニティ×産業」の新たな繋がりを生み出すアートプロジェクトを進める社会派アーティスト。第49回ヴェネツィア・ビエンナーレ(2002年)日本代表。1998年よりアーティストイニシアティブコマンドN主宰。富山県氷見市、秋田県大館市等、地域再生型アートプロジェクトを多数展開。プロジェクトスペース「KANDADA」(2005~2009)を経て2010年6月よりアーティスト主導、民設民営のアートセンター「3331 Arts Chiyoda」(東京都千代田区/秋葉原)を立ち上げる。著書「美術と教育」等多数。平成22年度芸術選奨受賞。2011年より震災復興支援「わわプロジェクト」、2012年より東京・神田のまちの創造力を高めるプロジェクト「TRANS ARTS TOKYO」を始動。