S-Houseミュージアム 賞
Selector
K.H
Prize
伊東宣明
Prize Statement
この賞は、今回の展示作品を買い上げるのみでなく、今後10年にわたり毎年受賞者の新作を加えながら、当ミュージアムで展示し続けることを決定するものです。
我々は伊東宣明氏が、人間の認識の成立と行為との関係に対して、斬新な切り口で疑問を呈する仕事を続けていることに注目しています。
S-Houseミュージアムは、建築家、妹島和世設計の岡山市にある個人住宅を改装してミュージアムにする美術館です。開館予定は今年年末です。
運営は、下記の二点を基本コンセプトとしています。
1. 作家の制作活動の変容を、同時代に生きている者として生き生きと体感できるミュージアムを目指す。
2. 展示する作家を固定し、とりあえず10年計画で作家ごとに毎年新作を加えて展示し続ける。
2015年4月10日
(文責:K.H)
Selector Profile
S-House Museumプロジェクトは、1996年に完成した妹島和世と西沢立衛による個人住宅(S-House)を改修し、小さな美術館として生まれ変わらせるプロジェクトである。もともと6人家族が生活するためにあった場所を、現代アートを中心とする作品展示空間として捉え直し、個室、居間、台所、廊下、お風呂、トイレ、収納といった大小さまざまなスペースにさまざまな作品が展示される。各々作品は、作家の制作活動の変容を同時代に生きるものとして生き生きと体感できるよう、10年計画で毎年、追加・更新され続ける。2015年内開館予定。