Art Lab TOKYO 賞
Selector
森下泰輔
Art Lab TOKYO ディレクター
Prize
渡辺篤
Prize Statement
我田引水で申しわけないのですが、昨夏、アートラボで渡辺篤氏の個展を開催しております。渡辺さんは日本人のアイデンティティを含み、半径100mくらいの身近な日常生活から新しいコンセプチュアル・アートの在り方を模索している優れた作家かと思います。当該作品も軍靴の響きがなんとなく高まってきた昨今の不安感を「新しい戦争」という観点からアート化したもので、あらゆるメディアを駆使して取り組む姿勢は今後のアートシーンを背負っていこうという気概が感じられ小気味がいい。
Selector Profile
もともと現代美術家で美術評論家でもある。Art Lab TOKYOディレクター。80年代よりアメリカン・ポップトやネオジオを中心にコレクションもしてきている。
現代美術家としての活動では2010年に「平城遷都1300年祭公式展示 時空(平城宮跡)」に出品。また、日本独自の少女性を有したアート「Girly」をプロデュース。