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渡辺 智恵美 / Chiemi Watanabe

※写真は参考作品です。出品作品とは異なる場合がございます。

作家情報

渡辺 智恵美

渡辺 智恵美

1989年 富山県生まれ
2012年 富山ガラス造形研究所 研究科卒業

2016年 「金沢21世紀工芸祭」、旧中村邸、金沢
2017年 「国際北陸工芸サミット」、富山県美術館、富山
2017年 「金沢卯辰山工芸工房 研修者作品展」、21世紀美術館、金沢
2017年 「春を探して」、art space morgenrot、東京
2017年 「第3回 金沢・世界工芸トリエンナーレ」、21世紀美術館、金沢

私は、板ガラスという素材を用い、平面と立体の中間を突き詰め、その両者が限りなく交わる表現の追求をしている。板ガラスというフラットな面に、線画を描いたとしても、ガラスの厚みが1㎜でもあれば平面ではなくなり、その行為は立体的なアプローチになる。また、板ガラスに描かれた線画は、文字のように簡略化されている。このような線画も元をたどれば立体からきている。板ガラス1枚の中にすでに立体的な意識が入っており、平面と立体の積層構造になっている。

推薦者

鷲田 めるろ / Meruro Washida

金沢21世紀美術館キュレーター

[推薦者コメント]

透明な板ガラスを積層することで、二次元的な絵画に三次元的な奥行きをもたらしている。さらに、描かれたモチーフとガラスの塊の外形との間の関係も追求している。この課題への取り組みは、フランク・ステラがシェイプド・カンヴァスやレリーフ絵画の実験を通じて向き合った絵画と空間との関係にも通ずるものがある。ガラス工芸の繊細さが、単なる装飾的な要素に終わるのではなく、現代美術における絵画の問題にうまく接続している。