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鈴江 栄治 / Eiji Suzue

※写真は参考作品です。出品作品とは異なる場合がございます。

作家情報

鈴江 栄治

鈴江 栄治

現代詩を発語の際(きわ)にまで還元する。描画もまた、そうしたところに、豊かさを始めるように思われる。詩の仕事に、『地の花』(1997 書肆山田)、『視線論』(2014 思潮社)等がある。

https://www.eijisuzue.com/

推薦者

福田 篤夫 / Atsuo Hukuda

彫刻家/CONCEPT SPACE主宰

[推薦者コメント]

まるで生成りのキャンバスのように、何もしていないような ” 白い表面 ” がそこにあります。それはライマンが言う「白に全てが含まれている」ことを実感する、ある統一性の中のキャンバスのあれこれは、彼が画家である前に詩人としての言語欲によって、偶然にも日々彼の網膜に映り続けた知られざる優れた視覚伝達と、言語伝達に向けられた”監視の目”に培われたものに他なりません。それぞれの素材がどのように作用し合うのかを確かめるよう繰り返される慎重なタッチの数々と微妙な色線。まるでフィボナッチ数式のように厳格な規則に則られて配置されているようにも思えます。ひたすらに ”どのように”の思考の連続から生み出される極めて慎重に吟味された絵画は、時代の変貌と推移のなかでも変わる事なく「至福の絵画」としてただそこにあり続けているようです。カールアンドレが台座彫刻からの解放を提唱したように、鈴江が研究し続けたものは、支持体に絵の具を塗り、また色線を施す行為の繰り返しからの確信を持った”終焉のない絵画”と同時に、絵画の遥かなる解放にあるかのようです。