メインギャラリーエリア 作家Main Gallery Area Artist

Artists

太田 遼 / Haruka Ohta

※写真は参考作品です。出品作品とは異なる場合がございます。

作家情報

太田 遼

太田 遼

1984年 東京都生まれ
2010年 武蔵野美術大学大学院造形研究科デザイン専攻建築コース修了
2013年 「黄金町バザール2013」、黄金町バザール、神奈川
2015年 「V O I D に捧ぐ」、map、群馬
2016年 「正しい歪み方」、gallery COEXIST TOKYO、東京
2016年 「多世界」、文房堂ギャラリー、東京
2017年 「ダムの底」、Awai Art Center、長野

属性が固定化されているような事物への疑いが制作の根元になっています。対象や手法には決まりを設けていませんが、建築が建物になる以前の、建築模型が持っている中途半端ながらも生々しい実態無き実体に、ヒントがあると考えます。風景を構成しているあらゆる事物にもささやかな曖昧さは常に潜んでいて、それらをとりあえず固定化する事で安定を得ているとするならば、それらの曖昧さからとりあえずの固定具を取り外し、再び宙に浮かせてみてはどうか。その先に想像される主従関係が反転し物事が無効化した状態は、私を恍惚とさせます。

http://harukaohta.com/

推薦者

アーツ千代田 3331 / 3331 Arts Chiyoda

[推薦者コメント]

太田のインスタレーション作品は、整然とした日常を何気なく破壊していく。室内の壁はよく見ると外壁であり、排気口や排水管、排水溝、雨樋といった外側にあるべきものをそれらの機能は保持したまま内側に取り込む。余白、距離、裏側といった不可視の領域を家や部屋といった身近な事実と映画や演劇の舞台セットや小道具などの虚構的世界観の交錯によって異化し、変質させる。既にある建築物にパラサイトした外からのものたちが介入する空間は、登場人物のいない近未来パニック映画のワンシーンを思わせる静けさと狂気を感じる。鑑賞者が置かれる状況は中なのか外なのか。気がつくとインとアウトは反転し、世界のパノラマは融解を始める。