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横溝 美由紀 / Miyuki Yokomizo

※写真は参考作品です。出品作品とは異なる場合がございます。

作家情報

横溝 美由紀

横溝 美由紀

1968年 東京都生まれ
1994年 多摩美術大学美術学部彫刻科卒業

2017年 「クインテットIII」、損保ジャパン日本興亜美術館、東京
2005-2017年 「未来への回路−日本の新世代アーティスト」、世界巡回中
2003年 「盗まれた自然」、DIC川村記念美術館、千葉
2002年 「傾く小屋」、東京都現代美術館、東京
2000年 「プラスチックの時代、ART AND DESIGN」、埼玉県立近代美術館、埼玉

ひとつの行為から、ひとつの形から始まり、それらを繰り返す。反復は形を変えて、個は無数の内に消えていく。形を探り、存在を立ち上げようと付けては取り、削り、彫る、行為を繰り返す。そうしている間にその存在はある雰囲気を纏って現れる。その何かを探し求めている。空気のように見えないけれども在るもの。光のように見えるけれど触れられないもの。微かに、確かに在る、けれども眼には見えない、或いは気づかなくなってしまったもの。存在を表そうとしているのです。

http://miyukiyokomizo.net/

推薦者

神谷 幸江 / Yukie Kamiya

ジャパン・ソサエティー ニューヨーク ギャラリー・ディレクター

[推薦者コメント]

横溝美由紀さんの作品は、絵画であって、絵画でない。かつてはサイトスペシフィックな作品を中心に制作してきた彼女は、この数年、場所性にとらわれず、むしろ矩形のキャンバスを、移動可能で自由度の高いスペースと見立てて、新たな方向性の作品に取り組んでいる。以前は大量生産される日用品、例えば石鹸などを繰り返し用い、その色、形、香りなど全ての要素を組み合わせて一期一会の体験の機会を創出させた。一方で体験は記憶でしか残らない、その儚さがより継続性あるメディアの移行へ彼女の背中を押した。粘性のある油絵の具は、塑像の素材に限りなく近い。ピンと張った糸を弾いて線を引く、墨出しの方法で、キャンバスに何度もなんども線を乗せていく。行為の痕跡は次第に厚みを持って、そこに新しい空間が生まれていく。