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大谷 史乃 / Shino Otani

※写真は参考作品です。出品作品とは異なる場合がございます。

作家情報

大谷 史乃

大谷 史乃

1986年 群馬県生まれ
2013年 京都市立芸術大学大学院美術研究科染織修了
2014年 「collection/connection」、京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA、京都
2015年 「Run Run Good Friends」、Group and/or A.H.、Hebel_121、スイス
2016年 「Open Eyes=Open Mind Ⅴ」、ライフアップスクエア アイズ、群馬
2017年 「NEW WORKS」、AIS GALLERY、群馬
2017年 「うつす」、祇をん小西、京都

私はものの存在や、存在の仕方、またそのなりたちについて興味を持ち、作品をつくっています。

推薦者

福田 篤夫 / Atsuo Hukuda

彫刻家/CONCEPT SPACE主宰

[推薦者コメント]

20世紀後半になって絵画の終焉がまことしやかに囁かれていたあの時代に、変形キャンバスによって絵画の復興を唱え、また一方では”シュポールシュルファス”の動向から絵画の支持体からの解放など、様々な絵画の実験がなされていました。それは平面が絵画の可能性であることを指し示すための最後の抵抗だったのかも知れません。大谷の作品は、織りと染めの工芸の技法をシンプルなかたちで提示しながら、まるでそれがシェイプドキャンキャンバスの3次元方向への推移であることに同調しているかのようです。まさに”織物”でありながら、また絵画風でありながら限りなくレリーフ彫刻に近い2.5次元化された織りの素材と色料の共演です。緯糸と縦糸の小さな断片のように絡められる生成り糸と赤い染料からなる作品は、ジャパニーズナショナリティーが示す日本性へのシンボリックなまでの古典織物そのものの引用であって、なおかつストイシズムと反復からなる信頼性のあるミニマリズムの再来のようでもあります。気を衒うことなく静かに佇みながら "そこにはない此処" を意識させる作品達です。