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小林 丈人 / Taketo Kobayashi

※写真は参考作品です。出品作品とは異なる場合がございます。

作家情報

小林 丈人

小林 丈人

1981年 東京生まれ
2007年 多摩美術大学大学院美術研究科絵画専攻油画研究領域修了
2013年 「二回転半ドロップ」、ゲルオルタナ、東京
2014年 「後ろの静物」、3331アーツ千代田、東京
2015年 「Hallo village Ⅱ -木島平アーティストインレジデンス-」、木島平中町展示館、長野
2016年 「無題の先」、Bambinart Gallery、東京
2017年 「切断vol.3」、3331アーツ千代田、東京

絵の中の形象は、モチーフとしての人体や風景などでありつつも、他方で画面上に定着された絵の具の色彩や筆跡でもあるのだが、僕にとって「描く」ということは、それらが意図したものなのかしくじりなのかということよりも、ただ描き続けることで、あるいは描き続けないことで、それは、土地勘のない旅先であてもなく歩き続けることを楽しんだり、ときに不安に駆られる感覚と通じていて、その運動の連なりのようなものを止ませないことなのです。

http://www.taketokobayashi.com/

推薦者

アーツ千代田 3331 / 3331 Arts Chiyoda

[推薦者コメント]

「小林丈人の現在」
小林丈人の近作の多くには「風景」や「人体」や「静物」が描かれている。
だけれど、それぞれが幾重にも分節化されていて、「統一的世界」を喪失している。
「風景」には異物としての人工的な結晶のようなものが侵犯してくるし、「人体」は、バラバラに解体された顔であり手であり足であり、すでにして「人」でさえない。
「静物」においても、まるで「りんご」のように解体された「腕」があったりする。
小林丈人は何を描こうとしているのか?
かっての小林の絵画にあった、濃密で自己完結した「統一的世界(胎内のような物語)」の、解体の過程そのものを彼は今クールに見つめ、描いているのではないか。
解体はもちろん危機ではあるが、その危機の痛みが作品のリアルな力となっている。
そしてその痛みは、新たな外部へ解き放たれるための希望でもある。
堀 浩哉(美術家・多摩美術大学教授)