エキソニモ
Prize
佐藤直樹 賞
怒りと笑いとテキストエディタを駆使し、さまざまなメディアにハッキングの感覚で挑むアートユニット。千房けん輔と赤岩やえにより1996年よりウェブ上で活動開始。2000年より活動をインスタレーション、ライヴ・パフォーマンス、イヴェント・プロデュース、コミュニティ・オーガナイズなどへと拡張し、デジタルとアナログ、ネットワーク世界と実世界を柔軟に横断しながら、テクノロジーとユーザーの関係性を露にし、ユーモアのある切り口と新しい視点を携えた実験的なプロジェクトを数多く手がける。国内外の展覧会やフェスティバルで活躍。2006年《The Road Movie》がアルス・エレクトロニカ ネット・ヴィジョン部門でゴールデン・ニカ賞を受賞。2010年に東京TDC賞で《ANTIBOT T-SHIRTS》がRGB賞を受賞。2013年、東京都写真美術館にiPhoneアプリ「Joiner」他2作品が収蔵される。IDPW正会員。
ネットに上がった僕の写真についたLikeがポケットをバイブする。情報空間と接
続された拡張された感覚は、身体の境界を定義することを困難にしつつある。この「Photoplasm series」は「表面を覆う/塗りつぶす」という表現の世界における古典的な手法で、身体とデバイス、またデータと物質の両方に対等な条件を設定し、その境界線を問う実験でした。その結果、立ち上がってきたものは、写真にも映像にも写らない、確かにそこに何かが存在するという確信のようなものでした。是非現場に見に来てください。
Photo by Nonoko Kameyama