潘逸舟
Prize
島林秀行 賞
1987年中国上海生まれ、97年青森に住む、現在東京在住。2012年、東京芸術大学先端芸術表現科 大学院修了。
主な個展、Life Scan(2014、Tokyo Frontline、東京)、Study Country(2013, VCA School of Art、 オーストラリア)、主なグループ展、アジアン・アナーキー・アライアンス(2014、開渡美術館、台湾)、在地未来(2013、何香凝美術館、中国深圳)
作品「オスプレイ」は、沖縄に配備された航空機オスプレイのデジタルイメージを、一円玉によって再構成した写真作品である。1円という日本経済の中でもっとも安い貨幣を1ピクセルとして見立て、デジタル写真のように、そのピクセル(1円玉)の集合によって再構成されたイメージである。共同体の存在は何によって定義づけることが可能なのだろうか?について問いかけたいと思う。
この作品はシリーズとなっており、他にはオーストラリアや中国、台湾、アメリカなどさまざまな共同体のイメージを、その国の貨幣を使用して再構成している。