菊谷達史
1989 北海道稚内市生まれ
2013 金沢美術工芸大学大学院修士課程美術工芸研究科絵画専攻油画コース 修了
2014「第18回岡本太郎現代芸術賞展」(菊谷達史と四井雄大名義)、「個展」金沢アートグミ/ギャラリー点(石川)
「2人展」ガレリアフィナルテ(愛知)、「ファン・デ・ナゴヤ美術展2014-虹の麓」名古屋市民ギャラリー矢田(愛知)
2013「個展-UNDRAMATIC」gallery COEXIST-TOKYO(東京)、「ワンダーシード2013」入選
2012「絹谷幸二賞」ノミネート。2011「シェル美術賞」入選、「世界絵画大賞」優秀賞
2011「ノマディック・サーカス・トループ」北海道立近代美術館、2010「アウトレンジ展」文房堂ギャラリー(東京)
日本近代洋画家の小出楢重と村山槐多の絵画には欧米のそれとは一線を画す、和洋折衷画とでもいうべき世界があります。官能的なフォルム、書の様なストローク、滑りのある黒、脂っぽい色彩、これを現代絵画表現へと転化させる事が私の当面のテーマです。
さて、話は変わりますが、数年前美術館である絵を見たとき死者と出くわした様な不思議な感覚を味わいました。優れた画家というのは(自己を含む)物体の魂の姿を描き出せる者の事なのだと思います。そして死後も絵が消滅するまではその魂は残存するのです。自分もそんな絵が1枚でも描けたらいいなという事で、コツコツ描いている訳です。