五月女哲平
1980 栃木県生まれ。
2005 東京造形大学卒
絵画を中心に、時に立体や写真など織り交ぜながら作品を発表している。
現在は、変形キャンバスの使用や壁掛け以外で自立する作品の制作など、現代における絵画の在り方を模索している。
私の作品は一見すると、単に色を配置した、単純な色面構成による絵画に見えるかもしれません。
実際には、薄く溶いたアクリル絵の具を、裏キャンバス(麻地側)に染み込ませるように重ねながら制作しています。
言うまでもなく、デジタルなイメージが溢れる現代において、あえて絵の具と支持体という原始的な方法を用いることで、それらの間を切り離し/繋げながら、今絵画を描くことの意味と、これからについて考えています。
Photo by Kazuho Maruo