山本雄基
1981 北海道生まれ
2007 北海道教育大学大学院修了
主な個展
2014 ギャラリー門馬(札幌)、板室温泉大黒屋(栃木)
2012 Parallel Circles/Mikiko Sato Garelly(ハンブルグ)
2011 板室温泉大黒屋(栃木)
主なグループ展
2014 VOCA展2014/上野の森美術館(東京)
2013 道東アートファイルin the LIGHT/in the SHADOW/帯広美術館(北海道)
2012 絵画の場合2012(北海道)
例えば知らないうちに分かりやすく見えやすい事に多くの意識を向けていたり、大きな流れに属していたりする。うそやほんと、現実と虚構が混同し、確かな判断や選択ができているのかわからない事がある。僕はそのような状況をそれなりに受け入れ、そこから肯定的な何かを掴もうと絵画制作を続けてきました。
10層程の透明層の中で装飾的色彩の円形を画面に配置し、またそれらの存在を反転させるようにくり抜いた円形を重ね、複雑に交錯させます。相反する事柄を抽象的な状況に置き換え、モノとして成り立たせること。そこに心地よさと不穏さを同時に含ませたいと考えています。