益永 梢子
Silver Prize
アートダイバー賞
1980年 大阪府生まれ
2001年 成安造形短期大学造形芸術科洋画クラス卒業
2013年 「引込線 2013」(旧所沢市立第2学校給食センター、埼玉)
2013年 「Line/Color」(ART TRACE GALLERY、東京)
2015年 「Abstract Butter at HAGISO」(HAGISO、東京)
2016年 「夕方帰宅してみると」(milkyeast、東京)
2016年 「Platform」(LOOP HOLE、東京)
本を机の上に置いて、ざっと並べる。そこには有機的な線と無機的な線があるような気がする。 目の前にみえるものを地図のように見晴らすと、色が高さや低さを持ってこちらへせり出してくるように感じる。 その感触を抽出する為に絵画を用いていたが、ある時、色を塗った紙を切り取って貼付けていると、色が掴み取れるかのような空間性を感じた。描かれたものは、絵画独自の抵抗として現れるので、もし、私が「絵を描く」というなら、その抵抗をも問わなければならないだろう。私の「絵画の制作」はこうして始まった。