1977年 横浜生まれ
2009 東京大学大学院学際情報学府博士課程修了
2005年 「Variations on a Silence―リサイクル工場の現代芸術」、リーテム東京工場、東京
2014年 「ピカソ他を分解する(延長され、埋め込まれたヴァージョン)」、blanClass、横浜
2015年 「Optional Art Activity: summer school」、Take Ninagawa、東京
平倉圭は芸術理論を専門とする。知覚のミクロ構造の分析と、環境に埋め込まれ‐拡張された思考というアイディアをベースに、芸術の分析と生産の間を脱分化する仕事をドローイング、映像、レクチャー/パフォーマンス、論考を通して行っている。横浜国立大学大学院都市イノベーション研究院准教授。『ゴダール的方法』(インスクリプト、2010)で第二回表象文化論学会賞受賞。近年は人間‐非人間が絡み合う動的パターンの分析に研究の焦点をおく。今回の作品は、ロバート・スミッソンの映画『スパイラル・ジェッティ』(1970)の空撮航跡=三次元ダイアグラムによる思考を、二次元にマッピングする。