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村上 慧 / Satoshi Murakami

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移住を生活する

Shot by CAN TAMURA

※写真は参考作品です。

作家情報

村上 慧

Photo by Kenryou Gu

村上 慧

1988年 東京生まれ
2011年 武蔵野美術大学造形学部建築学科卒業
2017年「OpenArt Biennale 2017」、エレブルー市内、エレブルー(スウェーデン)
2017年「風を待たずにー村上慧、牛嶋均、坂口恭平の実践」、熊本市現代美術館、熊本
2017年「TERATOTERA祭り2017 Neo-political」、三鷹駅、東京
2018年「집의 동사형(家の動詞形)」、釜山市内(韓国)
2018年「東アジア文化都市金沢2018『変容する家』」、金沢市内、石川

この資本主義社会のなかでお金を使うことによって他者と共同しながら生活をする以上、私のあらゆる行いは、それがどんなに私的なものであっても、公的なアクションになりうる。同じように、自分ではどれだけ私的にやっていると思っていようとも、公的なものからの要請を受けている。私は内的な探求が反転して外へのアクションになってしまった結果生まれるものが「公共」と呼ばれるべきだと考える。わたしはその公共をつくりだすこと、そしてそれにあたり、個人の生活は社会圏にどのような影響を与えるのか、ということに興味がある。

推薦者

黒澤 浩美

金沢21世紀美術館チーフ・キュレーター

[推薦者コメント]

東日本大震災をきっかけに、スタイロフォームで作った一人用の家を背負い、引っ越しを繰り返すプロジェクト「移住を生活する」で国内外の展覧会に参加。社会における空間の在り様や、コミュニティにおける見えない繋がりに関心を寄せ、生活という行為、パフォーマンス、ビデオ、ドローイングなどを用いて作品を発表している。一般化普遍化できる社会のかたちもあるが、既存の枠組みの間に落ちる、ラベルをつけられない場所、行為、人々の態度や関係性は、殊更に説明を求められると返答に困るようなややこしさがある。定住することが当たり前の時代から移動が常態化している現代への移行を体現する、重要な視点を提案している作家である。