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谷中 佑輔 / Yuske Taninaka

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Pulp Physique

Photo by Atsushi Kumagai

作家情報

谷中 佑輔

Photo by Kai Maetani

谷中 佑輔

1988年 大阪生まれ
2014年 京都市立芸術大学大学院美術研究科彫刻専攻修了
2016-2017年「クロニクル、クロニクル!」、Creative Center Osaka、大阪
2017年「The Point in Front Is Not the Point in Front Is Not」、京都芸術センター、京都
2017年「不純物と免疫」、Tokyo Arts and Space Hongo、東京
2018年「Festival der jungen Talente 2018」(Project: Noise Again, collaboration with BOF) Frankfruter Kunstein、フランクフルト(ドイツ)
2018年「Scrolling, Scroll, Scrl」、+DEDE、ベルリン(ドイツ)

彫刻をまるで私たちの身体のように完結していない行為遂行的な部品の集合として捉えています。人類かそれ以外の生物にかかわらず、身体とはその内外部で他者/他種との共生的なメカニズムに基づく継続した有機システムです。この点に立つと、身体を一つの独立した存在として定義するための区別はなくなります。つまり、身体は生態システムに頼りつつ、同時に他者/他種との共生システムによって生態を象徴しています。私は彫刻と身体の関係を、お互いの媒介作用であるかのように、この生態系の運動の内部で作用させたいと考えています。

推薦者

遠藤 水城

東山 アーティスツ・プレイスメント・サービス(HAPS)代表/ヴィンコム現代美術センター芸術監督

[推薦者コメント]

谷中佑輔(1988年生まれ、ベルリン在住)は、主に彫刻とパフォーマンスで知られている。彫刻的であることとパフォーマンス的であることは、実は、時間認知の違いにすぎず、あるいはその間にあるのは断絶ではなくグラデーションであって、駅前の公共彫刻は毎日パフォーマティヴに運動しており、一時的なパフォーマンスは、その一瞬に永続性を内包している。結局は、崩壊の過程に抗うことだけが問題なのだ。だがもしかすると、抗うという行為によってしか崩壊は稼働しないのではないか。原因と結果を反転させることでしか芸術は駆動しないのではないか…。おそらく、所詮人は死ぬ、ではなく、「人間は死なない」と言い放った荒川修作の声が、谷中の行為のうちに密やかに谺している。