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Special Event » シンポジウム 「日本のアートとマーケットの現在・未来Ⅱ」
03.29Sunday 15:00-17:00
シンポジウム 「日本のアートとマーケットの現在・未来Ⅱ」
3331ラウンジ

シンポジウム「日本のアートとマーケットの現在・未来Ⅱ」

パネリスト: 宮津大輔 (アートコレクター) 

                          小山登美夫 (ギャラリスト)

                          市原研太郎 (ジャーナリスト・美術評論家)

                          加藤 泉 (アーティスト)

                          中村政人 (アーティストアーツ千代田3331統括ディレクター )

 モデレーター:児島やよい (キュレーターライター)

■備考:定員60名   当日のチケット半券でご参加いただけます。

■主催:3331 Arts Chiyoda

 

第2回 3331 Art Fair の最終日には、イベントの総括的な意味で、アートフェアを中心にアートシーンとマーケットの現在について、国際的な視野から各界を代表するキーパーソンによるシンポジウムを行います。それぞれのお立場での重要なキャリアの実績から、批評的な視点をもった実質的で、かつ未来へつながる議論が展開されることでしょう。ぜひご参加をお待ちしております。

 

■登壇者プロフィール

 

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©Yoko Asakai 2010

宮津大輔 (アートコレクター)

1963 年東京都出身。アート・コレクター、京都造形芸術大学客員教授。都内の企業に勤めながら、収集したコレクションやアーティストと共同で建設した自宅が、デリム現代美術館(韓国・ソウル)での展示をはじめ、国内外で広く紹介される。2011 年 7 ~ 9 月、MOCA TAIPEI(台湾・台北)で全館を使った大規模なコレクション展が開催される。文化庁「現代美術の海外発信に関する検討会議」委員、‶WONDER SEEDS"(トーキョーワンダーサイト)2010 ~ 14 年審査員等を歴任。近著『現代アート経済学』(光文社新書)や『現代アートを買おう!』(集英社新書/中国語・簡体字版・中国 金城出版/繁体字版・台湾 Uni Books)等の著者がある。

 

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小山登美夫 (ギャラリスト)

1963年東京生まれ。1987年東京芸術大学芸術学科卒業。

1987年~1989年までに西村画廊勤務。1989年~1995年まで白石コンテンポラリーアートでの勤務を経て、1996年に江東区佐賀町に小山登美夫ギャラリーを開廊。

奈良美智、村上隆をはじめとする同世代の日本アーティストの展覧会を多数開催した後、現在は世代を超えて、菅木志雄や蜷川実花、杉戸洋、三宅信太郎、福井篤、川島秀明などを展示。また、国外アーティストのリチャード・タトルやステファン・バルケンホル、ライアン・マッギンレーなどを日本に紹介する。また、オープン当初より、バーゼル、マイアミ、ロンドン、香港、シンガポールなどのアートフェアへも積極的に参加。日本アーティストの実力を世界に知らしめるとともに、マーケットの充実と拡大を模索し、若手アーティストの発掘、育成にも力を注ぐ。

2005年11月に江東区清澄白河にギャラリーを移転。2012年、シンガポールに支店をオープン。2008年より明治大学国際日本学部特任准教授。著書に「現代アートビジネス」(アスキー新書)、「この絵,いくら?」(講談社)、「何もしないプロデュース術」(東洋経済新報社)、「見た,訊いた、買った古美術」(新潮社)。「"お金"から見る現代アート」(講談社)

 

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市原研太郎 (ジャーナリスト・美術評論家)

1980年代より展覧会カタログに執筆、各種メディアに寄稿。著書に、『マイク・ケリー "過剰の反美学と疎外の至高性"』(1996年)、『ゲルハルト・リヒター/光と仮象の絵画』(2002年)、『アフター・ザ・リアリティ―〈9.11〉以降のアート』(2008年)、『現代アート事典』(共著、2009年)等。また、『Identity Ⅳ』(2008年)、『Reality/Illusion』(2010年、ベルリン)等の展覧会企画も手掛けている。現在は、ブログマガジンArt-in-Action(http://kentaroichihara.blog.fc2.com/)やアーツ千代田のレクチャーにおいて、活動(ビエンナーレといった大型国際展やアートマーケット等、世界のアートシーンのリサーチ)をレポートしている。

 

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加藤 泉 (アーティスト)

1969年島根県生まれ。1992年武蔵野美術大学造形学部油絵科卒業。主な個展として、Galerie Perrotin(香港、パリ、2014年)、鹿児島県立霧島アートの森(2012年)、箱根彫刻の森美術館(2010年)など。グループ展としては、「内臓感覚-遠クテ近イ生ノ声」金沢21世紀美術館(2013年)、「Re:Quest - 1970年代以降の日本現代美 術」ソウル大学校美術館、ソウル(2013年)、「ダブル・ビジョン:現代日本美術展」モスクワ市立近代美術館、モスクワ、ロシア (ハイファ博物館群、ハイファ、イスラエルへ巡回) (2012年)など国内外の展覧会に参加。

 

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中村政人(アーティスト・3331 Arts Chiyoda統括ディレクター)

1963年秋田県大館市生まれ。アーティスト。東京藝術大学絵画科教授。アート×コミュニティ×産業」の新たな繋がりを生み出すアートプロジェクトを進める社会派アーティスト。第49回ヴェネツィア・ビエンナーレ(2002年)日本代表。1998年よりアーティストイニシアティブコマンドN主宰。富山県氷見市、秋田県大館市等、地域再生型アートプロジェクトを多数展開。プロジェクトスペース「KANDADA」(2005-2009)を経て2010年6月よりアーティスト主導、民設民営のアートセンター「3331 Arts Chiyoda」(東京都千代田区/秋葉原)を立ち上げる。著書「美術と教育」等多数。平成22年度芸術選奨受賞。2011年より震災復興支援「わわプロジェクト」、2012年より東京・神田のまちの創造力を高めるプロジェクト「TRANS ARTS TOKYO」を始動。

 

 

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児島やよい (キュレーター•ライター)

慶應義塾大学、明治学院大学、学習院女子大学非常勤講師。

ナンジョウアンドアソシエイツ、横浜トリエンナーレ2001事務局を経てフリーランスで活動。銀座メゾンエルメスで「手の好き間 須田悦弘・中村哲也」(02年)「中川幸夫 誘いの夢...」「杉本博司 歴史の歴史」(03年)をキュレーション。「草間彌生 クサマトリックス」(04年、森美術館)「高橋コレクション展」等の展覧会企画を手がける。新聞や雑誌にアート関連の寄稿多数。『わたしを変える"アートとファッション" ―クリエイティブの課外授業』(共著、PARCO出版)。