大野 未来

Artists

大野未来

Miko Ono

Selection-GYM（2F 体育館）Selection-GYM（2F Gymnasium）

アーモンド、鏡を見るAlmond looks in the mirror

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壁のシミや亀裂、物の影などによって連想されるイメージは感情の姿を映し出す鏡のように存在している。その姿を捉え、描きだすこと観察することを繰り返し行うことによって自分と感情というものとの距離感を掴もうとしている。

Images evoked by stains and cracks on the wall or shadows of objects are like mirrors that reflect the form of one's own emotions. By repeatedly capturing, painting, and observing such images, I am trying to grasp the distance between myself and my emotions.

大野未来

Miko Ono

1998年  愛知生まれ
2021年  名古屋芸術大学卒業

2021年  「DELTA」、KAYOKOYUKI、駒込倉庫、東京
2021年  「あわいの視点 vol.2」、愛知県美術館、愛知
2021年  「第48回名古屋芸大学卒業制作展」、名古屋芸大学、愛知
2020年  「BAD TIMING」、HEIGEN/KOGEN/DOKUTS、愛知
2019年  「ノード［16.9］」、Art & Design Center、愛知

1998  Born in Aichi
2021  Graduated from Nagoya University of Arts.

2021  "DELTA", KAYOKOYUKI & Komagome SOKO, Tokyo
2021  "NUA exhibition selected degree show 2020 and after graduating from NUA", Aichi Prefectural Museum of Art, Aichi
2021  "The 48th Nagoya University of Arts Graduation Works Exhibition", Nagoya University of Arts, Aichi
2020  "BAD TIMING", HEIGEN/KOGEN/DOKUTS, Aichi
2019  "node［16.9］", Art & Design Center, Aichi

Selector

能勢陽子

Yoko Nose

豊田市美術館学芸員

Curator at Toyota Municipal Museum of Art

[推薦者コメント]

大野未来は、怪物と呼ぶべきか宇宙人と呼ぶべきか、異形の者の形相を大量に描く。不気味でユーモラスでもあるその怪物たちは、自身の感情を詳細に観察して描き出した、複数の自己であるようだ。それぞれ異なる性質を持っているかのように見える怪物たちは、制作者の膨大なエネルギーと人間の内奥に迫るグロテスクさを感じさせるが、軽い筆致と淡い色彩が絵画を陰鬱なものにしない。数多のドローイングは、怪物（人間）のレパートリーを眺めるように、観る者を楽しませる。外側からではなく内面から抽出した、これらのいわば自己肖像画は、私たちの似姿でもある。

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大野 未来

Miko Ono

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[推薦者コメント]

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