隠すHide
ある出来事が、いくつもの物や環境などの要素の紐が絡まりあって一つの塊になっているとしたら、その中からいくつかの物の要素の紐を引っ張り出して、バラバラにしたり、つなぎ合わせたりしながら、ひっくり返したり回転させたりして、物そのものに伏在している「こと」を引っ張り出す、そんなことを考えています。
For example, if an occurrence becomes a lump that is composed of many codes that have in it some of the elements such as objects or environment are tangled up, I'm pulling some codes that have in it some of the elements of objects from that lump.
By breaking the codes apart, sewing up, turning over, and rolling ,
I take some hiding "things" out of the object itself.
I’m always thinking about that.
堀田 千尋
Chihiro Horita
1990年 北海道生まれ
2015年 多摩美術大学大学院美術研究科博士前期（修士）課程絵画専攻油画研究領域
2020年 「雨足に沿って 舵をとる」、アキバタマビ21、東京
2019年 「タマビ助手展’19 POLY-」、多摩美術大学アートテーク、東京
2019年 39アートIN向島「ファイルクラブ／軒下プロジェクト」、空き工場、東京
2016年 「the art fair plus-ultra 2016」、スパイラル、東京
2016年 「Contour lines of bug's things」、CRISPY EGG Gallery、神奈川
1990 Born in Hokkaido
2015 Completed from Graduate School of Tama Art University, Painting field, Oil Painting Corse
2020 "Steering along with tempo of rain.", Akibatamabi21, Tokyo
2019 "The research associate Exhibition '19 POLY-", Tama Art University Art-Theque, Tokyo
2019 39Art in Mukoujima "File club/Under eaves project", Unoccupied Factry, Tokyo
2016 "the art fair plus-ultra 2016", Spiral, Tokyo
2016 "Contour lines of bug's things", CRISPY EGG Gallery, Kanagawa
[推薦者コメント]
アキバタマビ21では、何かを隔てるものやことといった「境界」にアプローチした「雨足に沿って 舵をとる」展を企画、出品。日常生活で使用される素材を切り開き平面にし、元の用途ある姿とは異なる立体に縫い上げ、さらにそれを取り入れたインスタレーションを展開する。そうして幾重にも状況が織り込まれた空間は、出来事を描写する絵巻物のような構成によって鑑賞者に自由な視点をもたらすと同時に、モチーフの関係性の更新が誘発される。ひいては私たちの生活空間にあふれるもの、こと、それらを成立させている境界を新鮮な目で見直す契機となるはずである。