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作家情報 / Artist Information
忽滑谷 昭太郎
1981年 東京都生まれ
2006年 武蔵野美術大学造形学部油絵学科卒業
2012年 「なみゆくながら、着かず、離れず。」、アキバタマビ21、東京
2014年 「夜間飛行」、秋山画廊、東京
2014年 「nightcap」、新宿眼科画廊、東京
2016年 「ゴーストライター」、秋山画廊、東京
2017年 「Ghostdog」、秋山画廊、東京
もし、自分の作っていた絵が何かの拍子で長い時間残ってしまったとして、それを見つけた人が、あれこれと考えながら見ることができるようなものであればロマンを感じます。
Nukariya Syotaro
1981 Born in Tokyo
2006 Graduated from Musashino Art University, Painting Major
2012 Namiyukunagara, tsukazu, hanarezu (“Floating on waves, neither arriving nor departing”), Akibatamabi, Tokyo
2014 Yako-hiko (“Night Flight”), Akiyama Gallery, Tokyo
2014 nightcap, Shinjuku Ophthalmologist（GANKA）Gallery, Tokyo
2016 Ghostwriter, Akiyama Gallery, Tokyo
2017 Ghostdog, Akiyama Gallery, Tokyo
I have the romantic hope, that if my paintings somehow become artifacts left over long periods of time, they will spark all kinds of thoughts in the mind of the viewer that discovers them.
推薦者 / Selector
アーツ千代田 3331 / 3331 Arts Chiyoda
[推薦者コメント / Comment by Selector]
忽滑谷の絵画の魅力は線である。その線は淡く光りをまとい柔らかなカーブによってねじれている。また、その線にはムラがなく滑らかに伸びている。総じて身体と筆のストイックな運動によってもたらされる精密さを感じるが、それはカリグラフィーの一筆一筆の重みや内側から滲み出るような気迫と、一方で、グラフィティのタギングにみられる動作性とスピード感、臨場感とが混ざり合うねじれのない誠実さも同時に想起させる。日々、見たものや聞いたもの、感じたものをねじれなく咀嚼し、誇張なしにキャンバスに打ち込んだソウルを感じる絵画なのである。民族調の彫像のダンスや記号化された街の影、そこには膨大な流れゆく音の動きがそのまま絵画に丁寧に塗り込められている。