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村山 悟郎

Goro Murayama

Satellite Venue(NOHGA HOTEL UENO)Satellite Venue(NOHGA HOTEL UENO)

学習的ドリフト-ドローイング(弁柄、シルバー)Drift of Learning - Drawing(Red Iron Oxide, Silver)

学習的ドリフト-ドローイング(弁柄、シルバー)Drift of Learning - Drawing(Red Iron Oxide, Silver)

学習的ドリフト-ドローイング(シルバー)Drift of Learning - Drawing(Silver)

「 村山悟郎は、自己組織化するプロセスやパターンを、絵画やドローイングをとおして表現しています。自己組織化とは、自律的に秩序を持つ構造を作り出す現象のことです。80年代以降、科学理論として展開されました。雪の結晶や交通渋滞あるいはアリの巣、そして細胞膜の形成運動までも、この実例と考えられます。生命や社会といった有機的な構造に広範に見られる現象です。予め全体の設計図が外から与えられるような組織ではなく、部分的な要素の相互作用で構造が内発的に創発(emergence)するシステムをあつかっています。村山はこの理論を参照しながら、絵画やドローイングの新しい形を提示しています。一般的な絵画の画面構成は、下絵を作成し、それに基づいて実践されます。村山の場合それと異なり、制作プロセスに独自の方法を設定しています。画面における先の様相が、次の一手の開始条件となるような自己組織的なルールを導入することで、周期的なパターンにおさまらない、有機的で生命的なパターンを生み出すことが出来るのです。」

村山 悟郎

村山 悟郎

Goro Murayama

1983年 東京生まれ
2015年 東京芸術大学美術研究科博士後期課程美術専攻油画(壁画)研究領域修了
2019年 「21st Domani 明日展」、国立新美術館、東京
2019年 「瀬戸内国際芸術祭 2019」、男木島、香川
2019年 「あいちトリエンナーレ2019」、愛知県美術館、愛知
2019年 「The Extended Mind」、Talbot Rice Gallery、エジンバラ
2019年 「L’homme qui marche Verkörperung des Sperrigen」、クンストハレ ビーレフェルト 、ビーレフェルト

1983 Born in Tokyo
2015 Graduated from Tokyo University of the Arts, Ph.D., Oil Painting
2019 “21st “DOMANI: The Art of Tomorrow” Exhibition” The National Art Center (Tokyo, Japan)
2019 “Setouchi Triennale 2019” Ogijima (Kagawa, Japan)
2019 “Aichi Triennale 2019” Aichi Prefectural Museum of Art (Aichi, Japan)
2019 “The Extended Mind” Talbot Rice Gallery (Edinburgh, Scotland)
2019 “L’homme qui marche, Verkörperung des Sperrigen” Kunsthalle Bielefeld (Bielefeld, Germany)