Artists

Artists

今西 泰赳

Hirotake Imanishi

Selection-GYM(2F 体育館)Selection-GYM(2F Gymnasium)

細胞塊Cell Cluster

細胞塊Cell Cluster

細胞塊Cell Cluster

細胞塊Cell Cluster

細胞塊Cell Cluster

PhenotypePhenotype

Phenotype2Phenotype2

Phenotype3Phenotype3

大学では、細胞内小器官ミトコンドリアを中心としたガンや免疫に関する分子生物学研究で博士(理学)取得。その後、陶芸作家に。細胞培養を繰り返す研究生活の中で感じていた、「細胞内のエネルギー」「細胞の増殖、浸潤と躍動」をテーマに、理系のバックグラウンドを活かし、独自の土と釉薬を用いて自己表現作品を制作。奈良県出身。金沢市在住。

I create my works with a motif that depicts how the inner power of cells shapes the radience of life. When I’m painting, I mindlessly add cells to each other, one by one as if the cells themselves are multiplying.I want to create something that both moves and inspires.

今西 泰赳

Hirotake Imanishi

1984年  奈良生まれ
2012年  筑波大学大学院博士課程生命環境科学研究科情報生物科学専攻博士課程修了

2021年  「Art in Living - 生活の中の作品、作品の中の生活 -」、L’interno BY Yamagishi.、金沢
2020年  GO FOR KOGEI「工芸回廊 in 歴史博物館」、石川県歴史博物館、金沢
2020年  「北陸のうつわ展 - 19人の素材とかたち-」、伊丹市立工芸センター、伊丹
2019年  九谷の現代展 「カラフル・オーナメント・オブジェ・クタニ」、九谷セラミック・ラボラトリー、小松
2016年  「次世代工芸展2016」、京都市美術館、京都

1984  Born in Nara
2012  Graduated from Tsukuba University.

2021  "Art in Living", L’interno BY Yamagishi., Kanazawa
2020  "GO FOR KOGEI", ISHIKAWA PREFECTURAL MUSEUM OF HISTORY, Kanazawa
2020  "Utsuwa from Hokuriku", THE MUSEUM OF ARTS & CRAFTS ITAMI, Itami
2019  Contemporary Kutani Exhibition "Colorful Ornaments Object Kutani", CERABO KUTANI, Komatsu
2016  "Next Generation Kogei Exhibition 2016", Kyoto City Museum of Art, Kyoto

https://hirotakeimanishi.com/

 

推薦者

Selector

山本 浩貴

Hiroki Yamamoto

金沢美術工芸大学 講師

Lecturer at Kanazawa College of Art

[推薦者コメント]

 

今西は生物学の博士号を取得し、その後、九谷焼の技術を学んだ異色の陶芸家である。彼は金沢を拠点として、工芸と自身の研究の対象であった生命現象という異なる領域を横断する活動を展開している。今西は生物を構成する細胞のモチーフを用いて、生命エネルギーが孕むダイナミズムを土という素材を通して表現する。今西を推薦した理由は、彼の作品が「リレーショナル・アート」を考える新たな視座をもたらすと考えたからだ。彼は料亭とのコラボレーションを通じて、自身が制作した陶器を使用した食事会を企画している。そこでは美術品・工芸品が人々の日常生活に溶けこむ。リレーショナル・アートはコミュニケーションを生成する「目に見えない」場に着目してきたが、そこで実際に使われる「目に見える」品々の存在はさほど気に留めてこなかった。今西泰赳の実践は工芸と生物学の交点であるだけではなく、現代アートにこれまでにない観点を持ちこむ。