出品作家
Artists
展示情報
「ao」
「ao」と題した今回の展覧会では、同世代の若手作家それぞれが向き合う「青」という色彩についてひもといていきます。視覚認識としての青にとどまらず、「ao」という音から想起されるイメージや、物質や形態としての青、記号や文化と結びついた青や、気配や空気に潜む青、キャラクターとしての青や、光の現象としての青、など、それぞれのイメージの中から多様な解釈を導き出すこととなります。色彩は常に我々の目の前に目まぐるしい現象として現れるため、対象に固有のものだとつい考えてしまいますが、色彩はむしろ対象とそれを見るものの合作と言えるのではないでしょうか。それゆえ、色彩のもたらすイメージは我々を映し出しているとも言えるでしょう。同時代に生きる若手作家が見つめる「青」という色彩を表現した作品と向き合うなかで、私たちが「青」から受け取っている今という時代性について発見する契機となれば幸いです。
会期:2022年10月28日(金)〜11月27日(日)
休廊日:火曜日
時間:12:00〜19:00(金・土は20:00まで)
会場:アキバタマビ21 (3331 Arts Chiyoda 2F 201・202 )
出展者情報
Exhibitor Information
「アキバタマビ21」は多摩美術大学が卒業後のキャリア形成支援を目的として運営するオルタナティブ・スペースです。原則40歳以下の多摩美術大学卒業生が企画代表者となり、作家による自己プロデュースを基本としたグループ展を年間8回程度開催。作家・批評家などゲストを招いてのシンポジウムやトークショー、広報物やアーカイブも自ら企画・制作し、展覧会の意図を言葉で振り返る機会を設けています。また他大学と連携しながら特別企画展も実施。多くの人々へ創造のよろこびを伝える情報発信の拠点となり、新たな時代精神を生み出す場となることをめざしています。
AKIBATAMABI21 is an alternative art space run by Tama Art University, for the purpose of supporting the careers of our graduates. We hold group exhibitions 8 times a year in support of young artists (under 40). Participating artists include TAU graduates, but also include unaffiliated invited artists. Exhibitions are produced by the artists themselves. It is a requirement to hold a symposium or talk event, inviting the artists or guest critics, and to create a public relations material archive, providing an opportunity to look back on the intention of the exhibition through words. In addition to the self-produced exhibitions, we hold special exhibitions and cooperation with other universities. We aim to be a base through which to convey and disseminate the joy in creation, aiming to be a place that can provide a new spirit of the age.