Artists

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木村 博行

Hiroyuki Kimura

Selection-GYM(2F 体育館)Selection-GYM(2F Gymnasium)

「The white wall's apparent neutrality is an illusion.(Brian O'Doherty, 1986)」
扉が無いある一定の展示空間に、作品を白い壁に掛ける行為は、いつ、誰が、どこで、何故そうしなければならなかっただろうか。
大戦などの理由があるにせよ、ただ純粋に作品を展示する行為そのものは、幻想である白い壁という空間から生まれるであろう。

同色、異色の重なりから、ものの隙間を埋める感覚に近い方法で作品を制作。
東西芸術文化の違いを独立させるものとして、また反するものとしてでなく、融合させた場合に何ができるのかを考える。

Using colour mostly Black & White on paint, makes pure impression with longing and represent a theme of "Flash of Beauty" by any figures and stain images. Man must inherit painting consisting of irreplaceable beautiful techniques and bold constitution by great painter who lived in past. Strongly feel apprehensive about probable situation of classic painting techniques be missing in present period.

木村 博行

Hiroyuki Kimura

1981年  新潟生まれ
2006年  スレイドスクールオブファインアート(UCL)BA修了

2019年  3331 ART FAIR 2019、3331 Arts Chiyoda、東京
2017年  ART ROUND EAST展、3331 Arts Chiyoda、東京
2014年  Symposium of local culture, IX international workshop of painters、Galeria Pod Piątką、ポーランド

1981  Born in Niigata
2006  Graduated from The Slade School of Fine Art.BA

2019  3331 ART FAIR 2019, 3331 Arts Chiyoda, Tokyo
2017  ART ROUND EAST, 3331 Arts Chiyoda, Tokyo
2014  Symposium of local culture, IX international workshop of painters, Galeria Pod Piątką, Poland

推薦者

Selector

アーツ千代田 3331

3331 Arts Chiyoda 

[推薦者コメント]

 

木村博行は、平面絵画作品として白色と黒色を重ね人物像と汚れを描く。 色を削ぎ落とした画面は、ある種ファッション的でありコマーシャル的であり、エンブレムとしてのイメージが漂う。エンブレムとは「道徳的真理や寓意といった概念や観念を要約し、抽象的あるいは具象的な画像」という意味を含む。 「描くという行為の中で、色を削ぎ落としていくと否が応でも白と黒が残るが、白と黒にも幾重の色があり、結果的に視覚に混乱をきたし、完全には削ぎ落とすことができない。万物の中に『中間』というものがあるならば、その中間の中にも『中間』がある。色とて同じで、だからこそ面白い」と作家は語る。木村の作品にはそのような描くことの喜びや葛藤の痕跡が、力強く時に繊細に現れ出る。「汚れから生まれ出る美」の連続した表出は、画面の中で空間とのバランスを得て、木村独自の絵画世界を作りだすのだ。