Artists

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仁添 まりな

Marina Nizoe

Selection-GYM(2F 体育館)Selection-GYM(2F Gymnasium)

楽園からの使者ーアオウミガメー

楽園からの使者ーヤンバルテナガコガネー

火によって失われた私たちの文化を、火によって再興するというテーマで描いて。

I drew the theme of reviving our culture, which was lost due to fire, through fire.

nizoemarina

撮影:高野大

仁添 まりな

Marina Nizoe

1993年  沖縄生まれ
2021年  沖縄県立芸術大学大学院芸術文化学研究科後期博士課程修了
2021年  沖縄県立芸術大学大学院芸術文化学研究科後期博士課程修了

2022年  「復帰」後 私たちの日常はどこに帰ったのか展、佐喜眞美術館、沖縄
2022年  仁添まりな展 No man's land 視点を変える旅、画廊沖縄、沖縄
2022年  沖縄県立博物館・美術館企画展 琉球の横顔ー描かれた「私」からの出発ー、沖縄県立博物館・美術館、沖縄
2021年  特別展 菅楯彦大賞展、倉吉博物館、鳥取
2021年  VOCA展2021 現代美術の野望ー新しい平面の作家たちー、上野の森美術館、東京

1993  Born in Okinawa
2021  Graduated from Okinawa Prefectural University of arts.
2021  Graduated from Okinawa Prefectural University of arts.

2022  Exhibition "Where did our daily lives go after the return?", Sakima Art Museum, Okinawa
2022  Marina Nizoe Exhibition -No man's land-A journey to change your perspective, Gallery Okinawa, Okinawa
2022  Okinawa Prefectural Museum and Art Museum Special Exhibition "Ryukyu's Profile-Depature from the Drawn"I" , Okinawa Prefectural Museum and Art Museum, Okinawa
2021  Special Exhibition Tatehiko Suga Grand Prize Exhibition, Kurayoshi Museum, Tottori
2021  VOCA Exhibition 2021 The Vision of Contemporary, Ueno Royal Museum, Tokyo

 

推薦者

Selector

土屋 誠一

Seiichi Tsuchiya

美術批評家/沖縄県立芸術大学准教授

Art critic / Associate Professor at Okinawa Prefectural University of Arts

[推薦者コメント]

 

 みずから「琉球画家」をその肩書とする画家であるが、実際、彼女の作品のスタイルは、琉球時代の絵画から引用されている。加えて、中国大陸からのコンテクストも踏まえた上で、現代の花鳥画であり、吉祥の意味合いも、強く意識されている。とはいえ、彼女の作品が、琉球という過去へのリヴァイヴァルのみを意味しているかと言えばそうではなく、実際、装飾的パターンの中には、琉球や中国大陸とは直接関係のあるわけではない、西洋のそれが使用されていることすらある。結果的に、極めて優れたテクニックで作品が構築されていることは事実だが、同時に、あえて選択された反時代性が、むしろ同時代的なキッチュギリギリに漸近してすらいるというスリリングさが、彼女の作品を際立たせている。