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Artists

島本 了多 / Ryohta Shimamoto

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頭鑑

※写真は参考作品です。

サバイバー

※写真は参考作品です。

旧型釘バット と 新型釘バット

※写真は参考作品です。

不死身のお面(カリージョ プエルト にて)

Photo by Alejandro Garcia Contreras

※写真は参考作品です。

作家情報

島本 了多

Photo by Takahiro Wada(LIGHT&PLACE)

島本 了多

1986年 東京生まれ
2009年 多摩美術大学美術学部工芸学科
2009〜12年 「岡本太郎現代芸術賞展」、川崎市岡本太郎美術館、神奈川
2015年「化け物展」、青森県立美術館、青森
2016年 個展「生前葬」、eitoeio、東京
2016年「島本了多展」、ギャラリーN、名古屋
2018年「Undisrememberable Curios」、PØST、ロサンゼルス(アメリカ)

作家って誰のことかって思うと、自分の事だと思うのだけれど、では自分って誰だってことになる。多分自分って自分以外のじゃないもののことだ。そうなると作品って自分と自分以外の間にあるもののことだと思う。

推薦者

アーツ千代田 3331

[推薦者コメント]

島本了多は、個人または共同名義により岡本太郎現代芸術賞展に4度入選し、絵画や陶芸、写真、立体、パフォーマンスなど、多彩な表現手段で作品を発表している。作家が強く影響を受けた作家として荒川修作の名が上がるが、著名な荒川のプロジェクトのひとつ「生前葬」を独自の解釈で捉えた2016年の個展では、毛髪など自身の身体の一部を作品に転化するなどの展示で注目を集めた。死をテーマにした作品を制作する一方、捨てられた学生の作品を拾い、仮題をつけて再利用するなど、常に新たな視点から新しい価値を生み出す試みを実践している。異形のものであったり、おかしみをたたえた表現の裏側では、一貫して自己形成と他者との境界をテーマに扱っており、作品へのアプローチはあまりにもストレートだ。島本の創造力と創作意欲は湧き出る水のように絶えることがない。次は何を創るのか、どんなアプローチで表現をしてくるか、と、つい鑑賞者にそう思わせてしまう作品の強さがある。これからの活動を見続けたいと思う作家の一人である。