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京都工芸繊維大学 KYOTO Design Lab
東京ギャラリー / Kyoto Institute of Technology
- KYOTO Design Lab Tokyo Gallery

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KYOTO Design Lab

展覧会情報

隠れた都市の姿──文脈と創造を架橋する映像

KYOTO Design Lab[D-lab]では、2017年と2018年の2回にわたり、スイスの建築家ユニットMade in Sàrl[ETH Zürich教授]との共同ワークショップを開催した。本展はその成果を展示するものである。
2017年に実施した「Inside and Outside of Kyoto」では、京都における見える境界/見えざる境界の探求をテーマにワークショップがおこなわれた。建築を専攻する学生らは4つのグループに分かれ、ビデオカメラを活用したリサーチ、既存の映像コンテンツに表象される京都の再解釈などを経て、最終的にサウンド、テキスト、イメージを駆使したムービーを完成させた。
2018年のワークショップのテーマは「Subtraction」である。デザイナーの創造行為は、基本的にはなにかを「加える(add)こと」である。「加えること」は、新しい価値の付与、問題の改善のように、なにかを施すことを意味する。本プロジェクトで参加学生は、フィールドリサーチとランドスケープの撮影、そして画像合成という一連の流れを通じて、何かを「引くこと(subtract)」で明らかになる、京都という都市の隠された特性を見出した。
ここに展示された写真とビデオによる成果物は、何らかの帰結としての「作品」と言うよりも、新たな創造に向かうための「コンセプト」と位置づけられる。図面でも無い、模型でも無い、文章でも無い形式、すなわち映像メディア上の表象そのものがコンセプトなのである。
 

ギャラリー情報

京都工芸繊維大学 KYOTO Design Lab<br />東京ギャラリー

KYOTO Design Lab東京ギャラリーは、京都工芸繊維大学がD-labプロジェクトのプロセスと成果とを共有し、またその活動を一般に普及させる目的で運営している展示空間です。
そこは外部パートナー、サポーター、卒業生との相互対話の場であり、また新たな対話とそれにともなう新たな協働の生まれる場でもあります。
ギャラリーでは3次元的な作品展示のみならず、デジタル/非デジタルなメディアの展示もでき、今後は年間5回の展覧会を予定しています。