アートにウーファーを取り付ける。
塙龍太の作品は意味のない関係を利用して誤読を招き、虚無を快楽に飛躍させる。
それを彼は” 積極的な受容 ”と呼んでいる。これは「事を面白くする」ためのシステムなのだ。
Art with woofers installed.
Ryota HANAWA's works utilize such meaningless relationships, invite misinterpretation, and elevate emptiness to pleasure. He calls it “active acceptance,” and that’s his own system for “making things interesting.
塙 龍太
Ryota HANAWA
1990年 神奈川生まれ
2017年 東京藝術大学大学院美術研究科油画専攻修士課程 修了
2017年 東京藝術大学大学院美術研究科油画専攻修士課程 修了
2022年 おいしい水、Penguin’s House Green、神奈川
2020年 鮭、アキバタマビ21、東京
2020年 創意に満ちた等価性、トーキョーアーツアンドスペース本郷、東京
1990 Born in Kanagawa
2017 M.F.A. Department of Painting, Oil Painting Course, Tokyo University of the Arts, Tokyo, Japan
2017 M.F.A. Department of Painting, Oil Painting Course, Tokyo University of the Arts, Tokyo, Japan
2022 Good Water, Penguin’s House Green, Kanagawa
2020 Sake, akibatamabi21, Tokyo
2020 Inventive Equivalence, Tokyo Arts and Space Hongo, Tokyo
[推薦者コメント]
金属板や絵画、既製品、投影される光など、さまざまなメディアによって、幾何学形態が連なるインスタレーションを展開する。空間内にはコンセプトの源泉も示されているようである。アキバタマビ21では、同時並行するもの、どちらでもありどちらでもないものを、海から川へ遡上する魚のイメージから「鮭」と名付け、鑑賞装置=「モニター」としての作品を集めた展覧会を企画。コロナ禍において、美術や展覧会が変化や選択を迫られるような雰囲気の中、既知のものと未知のものが並走する状況そのものを捉えようとした。その後、「並走」の概念から、物事が生まれ成立する前の「未分化」の状態に関心を移している。