「⽣きている事を確認する⾏為」として2010年より全⾝に絵の具を纏い始め、⾝体と精神を拡張し⾃⼰からの脱却を図る。その⾏為をセルフポートレートとして展開。また、展⽰会場では1⽇数時間絵の具を纏い続けるパフォーマンスを⾏う。
In 2010, she started wearing paint on her entire body as "an act of confirming one's existence", expanding her nucleus and spirit and breaking away from herself. The act is developed as a self-portrait. Also performs at the exhibition hall, wearing paint for several hours a day.
新宅 加奈子
Kanako Shintaku
1994年 大分生まれ
2019年 京都造形芸術大学修士課程芸術科芸術専攻総合造形領域卒業
2021年 stratum、KUNSTARZT、京都
2021年 layer、KKAGギャラリー、東京
2021年 FLOW、+2artギャラリー、大阪
2020年 Then、Fabcafe Kyoto、京都
2019年 indication、KKAGギャラリー、東京
1994 Born in Oita
2019 Kyoto University of Art and Design, Master's course, Department of Art, General Art and Design, B.F.A.
2021 stratum, KUNSTARZT, Kyoto
2021 layer, KKAG Gallery, Tokyo
2021 FLOW, +2art Gallery, Osaka
2020 Then, Fabcafe Kyoto, Kyoto
2019 indication, KKAG Gallery, Tokyo
[推薦者コメント]
新宅加奈子はパフォーマンスと写真を通じて肉体と精神、実体と虚像の間を行き来する作家である。ともすれば肉体と精神が乖離し、身体または精神が自己から切り離され、自分を外から観察しているように感じる離人症的な精神状態になりがちな現代社会において、それを統合するひとつの方法として新宅は絵具を被る。それは新宅にとって生きることそのものであり、体温によって乾いた絵具がはがれるさまは脱皮後の生まれ変わった自分のようでもある。彼女の作品とパフォーマンスが何を指し示していくのか、実際の現場で体感することをおすすめする。