メインギャラリーエリア作家

Artists

岩村 遠 / En Iwamura

メインギャラリーエリア

 

Neo-Jomon: Figure

Neo-Jomon: Mountain

Neo-Jomon: Child

Neo-Jomon: Face

作家情報

岩村 遠

岩村 遠

1988年 京都生まれ
2013年 金沢美術工芸大学 工芸科 修士、2016 アメリカ、サウスカロライナ州クレムソン大学 ファインアート 修士
2018年「Fahrenheit 2018」American Museum of Ceramic Art (AMOCA) 、カリフォルニア(アメリカ)
2018年「Carrie Furnace NCECA Invitational」River of Steel national historic site、ペンシルベニア(アメリカ)
2018年「Art Miami」One Herald Plaza、フロリダ(アメリカ)
2018年「CCACA invitational」John Natsoulas Gallery、カリフォルニア(アメリカ)
2018年「En Iwamura-New ceramics」個展、Ross+Kramer Gallery、ニューヨーク(アメリカ)

“How I can influence and alter the experience of viewers who occupy space with my artworks”という一貫したテーマを持ち立体、平面、インスタレーションを中心に制作をしています。作品のインスピレーションは古代のものから生まれ育った環境により慣れ親しんだ近年の大衆文化まで幅広く採用し、歴史的情報伝達の媒体であるやきもの素材を用いて発表しています。

推薦者

黒澤 浩美

金沢21世紀美術館チーフ・キュレーター

[推薦者コメント]

米国Clemson University, SC, USに留学兼助手を務めた後に今年帰国。活動の拠点を日本に置く。陶芸は胎土を成形し、窯で焼き締めると硬化する。土の性質が採取した地域によって異なるため、陶芸作品は地域の特徴を重ね合わせて語られることがほとんどだ。しかし、岩村の作品は、いい意味でフュージョンの性格を持つ。細かいことを気にしない、どこかあっけらかんとした表情や、全体でかなりの量感を持つ作品は、技巧を競う、いわゆる日本の伝統工芸とは一線を画す。アメリカで培ったおおらかさや大胆さを縮小することなく、「こうあるべき」から圧倒的に自由な姿勢を持ち、精力的に作陶を続ければ、後進にとっても頼もしい存在になっていくだろう。