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堀 浩哉 / Kosai Hori

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©Kosai Hori

多摩美術大学入学後の1967年より美術家としての活動を開始。60年代末には学生運動の一環として美術の制度性を問い直す「美術家共闘会議 (美共闘)」という運動体を立ち上げ、その議長としても活動しました。堀の初期の作品はこのような運動と重なりながら制作されたものであり、モダニズム絵画に至る歴史を遡りながら、その限界を突破することを目的としていました。そしてモダニズムの起源を見据えながら、さらにそこから日本で絵画が生成する過程を辿り、自らの絵画空間を構築してきました。一方で「今、ここ」での社会と美術の境界線上で生成する様々な問題や事象に共鳴しながら、インスタレーションやパフォーマンスとして表現し、積極的に発表を行なっています。

作家情報

堀 浩哉

堀 浩哉

1947年富山県生まれ。1967年に多摩美術大学入学。同年、仲間を募ってパフォーマンス「自己埋葬儀式」を行い、美術家としての活動を開始。1960年代末には学生運動にも参加し、その中から美術の制度性を問い直す運動体「美術家共闘会議(美共闘)」を立ち上げ、その議長としても活動。一方で「今、ここ」での社会と美術の「境界線上」で生成する様々な問題や事象と共鳴しながら、インスタレーションやパフォーマンスとして精力的に展開し、1977年パリビエンナーレ、1984年ベニスビエンナーレなど数多くの国際展にも出品。2002年より多摩美術大学教授に就任。多摩美大が運営するオルタナティブスペース「アキバタマビ21」を創設し、初代プロデューサーを務めた。