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福田 真知 / Masakazu Fukuta

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SURFACE/フンイキ_a-u

©Masakazu Fukuta

SURFACE/フンイキ_s-t

©Masakazu Fukuta

SURFACE/フンイキ_s-n

©Masakazu Fukuta

作家情報

福田 真知

福田 真知

1983年 岐阜生まれ
2006年 成安造形大学造形学部造形美術科彫刻クラス卒業
2015年「essence/風景」The Third Gallery Aya、大阪
2016年「Reproduction」、成安造形大学【キャンパスが美術館】ギャラリーアートサイト、滋賀
2016年「Far through layers」、The Third Gallery Aya、大阪
2016年「エーテル」、アートスペース虹、京都
2018年「SURFACE/フンイキ」、The Third Gallery Aya、大阪

福田真知はカメラが切断し定着した無数の瞬間を、コンピューターによってほとんど透明に処理し、互いに重ね融け合わせることで「極薄の深さ」をたたえた未知のレイヤーを作り出す。それは彼自身の言葉を借りれば「時間の湖」の水面と言えようか。《surface/ フンイキ》においては移動視点から歩くモデルを幾度も撮り、それらを一枚 のプリントに凝縮することで、移ろう外観を超えた存在の気配を現出させてる。-吉村真(『Far through layers』2016より)

推薦者

アーツ千代田 3331

[推薦者コメント]

福田真知は、時間の層を堆積させたり時間自体を曖昧にする手法で、本来とは異なる時間軸や時間の幅、空間層についての作品を数多く制作している。それにより自分と作品との距離感を再構築し、その抽象性によって私たちがこれまで意識してこなかった存在をあぶり出していく。そこには、たとえ平面の作品であっても彼の出自である彫刻的なアプローチが見られ、その対象物にまとった空気感に今の時代の不透明さや存在の不確かさをそこはかとなく感じとることができる。それはまた、世界の中にいる自分という存在について考える気づきを私たちに与えてくれる。