屋上エリア作家

Artists

栗原 良彰 / Yoshiaki Kuribara

屋上エリア

 

コンパニオン

作家情報

栗原 良彰

栗原 良彰

1980年 群馬生まれ
東京芸術大学卒業

『コンパニオン』は、巨大なコーンを自分自身で受け止めるというパフォーマンスを映像にした作品。

推薦者

アーツ千代田 3331

[推薦者コメント]

「アーティストは、自由の体現者であるべきだ」という考えを持つ栗原は、特定の表現スタイルにこだわらず制作を続けている。2017年に開催された個展「コンパニオン・バード」では転がりおちてくる巨大な輪切りのコーンに作家がひたすら体当たりする映像作品が展示された。その姿はユーモラスでありながらも、孤独で、どこか哀愁を感じさせる。巨大なコーンは、社会の中にはびこっている何か大いなるもののメタファーである。例えば私たちが何を正しく、また美しくおもうのか、という価値観はほとんどが歴史、文化、教育、メディアといった社会のシステムによって形成されたものである。それは無意識の中に入り込み、抗いようがない。しかし、その枠の外側には一体なにがあるのか?「自由」のために戦いを続ける栗原の姿は本フェアでも私たちの価値観を揺さぶってくれるであろう。