作家推薦者

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遠藤 水城 / Mizuki Endo

東山 アーティスツ・プレイスメント・サービス(HAPS)代表/ヴィンコム現代美術センター芸術監督

推薦作家

   

3331アートフェアでは、2016年の推薦人も勤めさせて頂きました。その際に選出した阿児つばさは、その後「3331ART FAIR レコメンドアーティスト」に選出され、個展を開催する機会を頂いていました。このアートフェアは、作品を商品として売買するだけではなく、アーティスト、推薦人、コレクター、企画者、観客、などの顔がお互いに見え、それぞれが密接に関係しながら力を出し合うことで、血の通った独自の「エコシステム」のようなものを構成していく、そういった志向があると考えています。選ぶ側としてもとてもやり甲斐のある仕事になります。今回は、ある種の「誠実さ」、「倫理」、「潔さ」、「必然的な暗み」を基準として選定しました。皆様にも楽しんで頂ければ幸いです。

遠藤 水城

1975年札幌生まれ。東大阪市およびハノイ在住。キュレーター。2004年、九州大学比較社会文化研究学府博士後期課程満期退学。art space tetra (2004/福岡)、Future Prospects Art Space (2005/マニラ)、遊戯室 (2007/水戸)などのアートスペースの設立に携わる。 2005年、若手キュレーターに贈られる国際賞「Lorenzo Bonaldi Art Prize」を受賞。2007年、Asian Cultural Councilフェローとして米国に滞在。同年より2010年までARCUS Projectのディレクターを務める。2011年より「東山 アーティスツ・プレイスメント・サービス」エグゼクティブディレクター。2017年、ヴェトナムはハノイに新しく設立されたVincom Center for Contemporary Artの芸術監督に就任。国際美術評論家連盟会員。京都造形芸術大学客員教授。これまで国内外で多数の展覧会を手がけている。