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持田 敦子 / Atsuko Mochida

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Mientras mas lejos aumenta la probabilidad de la caída, aprender de ello también es probable

Photo by Luis Joa

※写真は参考作品です。

T家の転回

Photo by Ryuichi Taniura

※写真は参考作品です。

作家情報

持田 敦子

持田 敦子

1989年 東京生まれ
2018年 東京藝術大学大学院先端芸術表現専攻修了、バウハウス大学ワイマール MFA、Public Art and New Artistic Strategies修了
2017年「Desintegriert Euch!」、Maxim Gorki Theater、3.BERLINER HERBSTSALON、ベルリン(ドイツ)
2018年「YOUNG TALENT PROGRAMME 2018/19」、Affordable Art Fair、シンガポール
2018年「T家の転回について」、サロン・ド・プランタン賞受賞、東京藝術大学、東京
2018年「日本・キューバ現代美術館『近くへの遠回り』」、Centro de Arte Contemporaneo Wifredo Lam、ハバナ(キューバ)
2018年「アートアワードトーキョー丸の内 2018」、今村有策賞受賞、東京駅行幸地下ギャラリー、東京

公共空間や生活空間などに介入する建築的な規模のインスタレーション作品を制作。既視感さえある日常の空間にひずみを生みだし、その空間の意味合いを一時的にかえる、もしくは本来の意味合いを可視化することで、みるものの常識や感覚に働きかけ、変化させる作品を多く手がける。 過去には家、個人の部屋、公園、レストラン、学校の教室、廃ホテル、旧刑務所など様々な環境にサイトスペシフィック作品を制作。

推薦者

毛利 嘉孝

社会学者/東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科教授

[推薦者コメント]

持田敦子は、本質的な意味でラディカルな作家である。彼女がラディカルなのは、自分がよって立っている空間的・物理的な基盤が、実のところ一時的で流動的なものであることを気が付かせてくれるからである。水戸の古民家に大胆に手を加えたサイトスペシフィックな作品「T家の転回」は、空間の外側と内側、公と私、建築と芸術作品といった関係を、一瞬にして反転させるプロジェクトだった。アートフェアという「場」が、彼女の手によってどのように変容させられるのだろうか。