無題(ピースシリーズ)Untitled(Peace series)
私は出来事や物事、知識や事件に対して表層を撫でるように見ている現代の情報の受け取り方に着目し作品を制作している。近年では、写真に写っている物を紙を用いて立体化する作品「3Dモデル」や、Vサインをしている女性を描く「ピースシリーズ」を制作している。
I have been creating works focusing on the way we receive information about events, things, knowledge, and incidents today, as if we were stroking the surface. In recent years, I have created "3D Model," works that use paper to create three-dimensional images of objects in photographs, and the “Peace series," which depicts women in V-sign.
大橋 鉄郎
Tetsuro Ohashi
1994年 札幌生まれ
2016年 札幌大谷大学短期大学部芸術学部美術学科卒業
2022年 メランコリック日常、ARTAS GALLERY、福岡
2022年 モデルルーム、JRタワー アートボックス、札幌
2022年 (((((,、駒込倉庫 Komagome SOKO、東京
2021年 PRIVATE IMAGE、アネックスサクマ、東京
2021年 遠い誰か、ことのありか、札幌文化芸術交流センター SCARTS、札幌
1994 Born in Sapporo
2016 Graduated from Sapporo Otani University.
2022 Everyday melancholic, ARTAS GALLERY, Hukuoka
2022 Model room, ART BOX In JR TOWER, Sapporo
2022 (((((,, Komagome SOKO, Tokyo
2021 PRIVATE IMAGE, Annex Sakuma, Tokyo
2021 With Others at a Long Distance, Sapporo Cultural Arts Community Center, Sapporo
推薦者
Selector
美術家/一般社団法人PROJECTA ディレクター
Artist / Director PROJECTA of the General Association
[推薦者コメント]
大橋は、おといねっぷ美術工芸高等学校で学んだ造形技術と、大学で学んだメディアアートのテクノロジー、その技術とテクノロジーを混在させることでメディア批評を内在させる作品構造を確立した。一見本物と見間違うその精巧な作品は、よく見ると画像を紙に出力した立体物(ペーパークラフト)であることがわかる。画像や情報をディプレイ越しに見ただけで見た気になること、木調の壁紙や大理石風の床材、フェイクグリーンなどそれらしく表面だけをなぞることへの問題提起ともいえる。大橋はメディアを疑い、表層を疑いながら、我々は何を見ているのか?見るとは何か?作品で問いかけ続ける。